間伐(かんばつ)

間伐とは、森林を育成する過程で本数を調整する作業をいい、森林づくりを進める上で最も必要かつ不可欠な作業です。
その作業は、家庭菜園で大根をつくるときとよく似ています。

●大根つくり
種をまきます。 発芽しました。
でも、芽が窮屈そうです。
込み合った芽を
間引きします。
大根が育ってきました。
が、やはり混み合っているため発育の悪いものが見られます。
発育状態の悪いものを間引いて、良いものだけを残した結果、
太くて立派な大根の出来あがりです。

●間伐
苗を植えます。 着々と成長しています。
でも、込み合っているせいで
林内が暗くなっています。
最適な間隔で木を
間引きます。
これが間伐です。
 
間伐をしないと・・・

こんなヒョロ〜っと
した木になります・・・。
木と木の間に適度な間隔があり、立派に木が成長しています。
林内も明るく、地面の草花や低木もよく育ち、土砂の流出も防ぎます。

このように間伐は大根の間引きと同様に、より質の高い丸太を収穫するために必要な作業です。
また、山林からの土砂の流出を防ぎ、水源涵養機能を向上させるなど、森林が持つ公益的機能を高度に発揮するうえでも重要な作業なのです。

間引かれた木は『間伐材』と呼ばれます。
細い大根でも食材になるように、間伐材も貴重な木材となり、さまざまなところで利用されています。

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